公開日: 最終更新日: 2021年02月
 

マイクロスコープにおけるキャリブレーション(校正)

マイクロスコープ で計測をするときには 初めにキャリブレーション(校正)が必要です。そもそもキャリブレーション(校正)とは何でしょうか?そしてなぜ必要なのでしょうか?
最近のデジタルマイクロスコープはUSB接続でPCと接続して使います。その場合まずPCに 今見ている画面のサイズを教えてあげなくては寸法計測できません。そのために最初に標準付属のガラススケールを使ってキャリブレーションという作業を行います。
PC画面上に映し出された対象物の長さはその値を基準にして測定していきます。
つまりキャリブレーションとは 画面に映っているものの長さをあらかじめPCに教えてあげることを言います。
そもそもキャリブレーションをしないと寸法計測 はできません。
それでもどうしても誤差は生じてしまいます。
そこで 計測精度を高めるコツは?
 

キャリブレーションは 画面の中央で!

キャリブレーションは通常標準付属のガラススケール(10mmを100μm刻みの線幅)を使って行います。
ガラススケールの2点間の長さをPCに入力し覚えさせる時のコツがあります。

  • レンズは中心から遠いほど、歪みが生じるので、影響の少ない中央を使用します。
    端から端まで使用したり、端だけ使用すると、誤差が出やすくなります。
 

スコープの上げ下げのルールを決めておく!

レンズには照点深度(ピントが合う幅)があります。スコープを垂直に下げていって最初にピントが合う位置と、逆に垂直に上げていって最初にピントが合う位置では、画像の大きさが違ってきます。上・下どちらで合わせるかルール決めしておきます。
校正するときに下から焦点を合わせた場合、測定する対象も下から焦点を合わせて計測ソフトを使うと精度が上がります。

  • ピントが合う幅 上と下では画像の大きさが違う
 

キャリブレーションの単位は小さく!

ミリよりミクロン
例:150ミクロンをミリに設定してしまうと 小数点以下1桁表示では 0.1ミリまたは0.2ミリになってしまいます。

 

ガラススケールのクリックする位置はココ!

下の絵はガラススケールのメモリのイメージです。1つの刻みは100μmです。たとえば200μmの値で校正する場合 刻みの印字の厚みのことも考えて下記のようにすると校正が正しくできます。


  • 目盛り線の内側~外側(外側~内側)

  • 目盛り線の内側~内側

  • 目盛り線の外側~外側
 

計測線は細く 見やすい色で!

実際に対象物を計測するとき 測りたい場所をマウスでクリックして計測線を引きます。その際背景に対して目立つ色で線を引く方がほうが、位置合わせがしやすいです。
線も太すぎると 合わせづらくなります。

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