UVLEDを使った表面殺菌について

表面殺菌は対象物の表面に付着したウイルスや菌類を不活性化、あるいは死滅させることを指します。
UVLEDでは深紫外といわれる波長が殺菌に適しています。

弊社では280nmのUVCといわれる波長のUVLED照射器がラインアップされており、これらを利用することで表面殺菌ができると言われてます。

 

UVC160x36-280

紫外線を細菌に照射すれば、細菌細胞内のDNAに作用して、分解などの光化学反応をひき起こし、その結果、菌類が死滅に至るものと考えられています。

    波長 280nm
    有効照射範囲 140mmx25mm
    WD 10mm
    照度 約150mW/cm2
    冷却 空冷
    消費電力 700W
    浜松フォトニクス照度計で測定

では、どれくらいの時間でどのくらいの範囲を殺菌できるか考えてみます。
上記でご紹介している当社のUVC160x36-280で照度と照射範囲を計ってみます。

280nmで99.9%死滅するといわれている菌とその積算照度

大腸菌 9mJ/cm2
緑膿菌 4mJ/cm2
黄色ブドウ球菌 7mJ/cm2
枯草菌 19mJ/cm2
積算照度=照度×時間
200mmx200mm範囲に照射したときの照度 mW/cm2

この値から計算ではこれらの菌類は約1秒の照射で死滅することになります。
またこの下を通過の場合 秒速200mmm通過でも死滅することができることになります。
用途としては、食器類の殺菌 調理器具の殺菌 厨房器具の殺菌、また場合によっては食品などの殺菌にも可能性があるのではないでしょうか?

過去に製造販売していた表面殺菌照射器のモデルはこちらです。
UVC201
UVC202
上記でご紹介した現状の製品の方が高照度です。