公開日: 最終更新日: 2021年06月

深紫外の波長と殺菌

殺菌の効果がある紫外線の波長は260nm~280nmといわれています。
いわゆる深紫外と呼ばれている波長です。
細菌のDNAの光の吸収スペクトルがそのあたりにあるからです。
その領域分野では従来、紫外線水銀ランプが使用されてきました。近年になって紫外線LEDでも深紫外の波長の照射器が作られるようになってきました。

UVLED照射器の優位性

では従来使われている殺菌用水銀ランプに比べ、UVLEDの優位点はどこにあるのでしょうか。当社では数多くの硬化用UVLED照射器を設計、製造してきました。その分野でも水銀ランプとの比較がされてきました。

*装置がコンパクトで点灯、消灯が瞬時にできる。
*オゾンの発生がない
*熱くならないのでダクト不要 また近くで使える
*長寿命 15000HR平均
*必要な照射範囲の照射器を設計できる
などがあげられます。

特にUVLED殺菌での注目点は 必要な照射範囲を照射することができる、という優位点です。食品用ラップフィルムでは280nmの波長は透過しますので、ラップ越しに食品に照射して殺菌し、菌の増殖を防ぐことによって賞味期限を長くできる可能性があります。これは長期の試験が必要ですが投資に見合う十分な効果が期待できます。当社ではそのような企業とのマッチングを探しています。

各種微生物を死滅させるために必要な紫外線照射量

下記に死滅させる必要積算光量を文献からのデーターで列記いたします。

各種微生物を死滅させるために必要な紫外線照射量
微生物名 99.9%不活性化に必要な紫外線照射量(mj/cm2)
変形菌 3.8
赤痢菌 4.4
大腸菌 5.4
コレラ菌 10.2
レジオネラ属菌 7.5
緑膿菌 16.5
チフス菌 7.5
溶血連鎖球菌 7.5
腸球菌 14.9
白色ブドウ球菌 9.1
黄色ブドウ球菌 9.3
馬鈴薯菌 18
枯草菌 21.6
炭疽菌 13.5
結核菌 18
ビール酵母 18.9
ポリオウイルス 12
ロタウイルス 24
A型肝炎ウイルス 11
インフルエンザウイルス 6.6
タグ: ,  
Pagecontact
Pagetop