公開日: 最終更新日: 2022年03月

いろいろなサンドペーパーを拡大して見る

最近は新型コロナの影響もあり、自宅で、ちょっとした家具や棚を作ってみようとか、家の修繕を自分でやってみようというDIY人口が増えているそうです。
木工作業では最後の表面仕上げにサンドペーパーで、やすりがけをすることが多いですが、今回は、そのサンドペーパー(紙やすり)についてです。
サンドペーパーは木工だけでなく、金属の錆びた塗装を落とす時や、塗装前の下地仕上げにも使われます。

ペーパーの裏側を見ると、必ず番号が書かれています。これは番手といって目の荒さを表しています。そして番手によって用途が分かれています。

番手によって、表面がどのようになっているのかを、拡大観察していきましょう
上の写真のように、用意したのが80番から240番までのサンドペーパーです。
最近は、カラフルなものがありますね。

使用機材: DS-3Aマイクロスコープ 倍率は200倍。
      スケールマーカー機能を利用し、画像右下に1mmのスケール表示を
      出しました。(1.000mmで表示されています。)

番手についてですが、数字が大きくなるほど、細かな目になります。
低い数字から、だんだんと仕上げ用に向かって数字が大きくなっていきます。

80番から100番の荒目サンドペーパーの観察

80番~100番は、荒目(あらめ)といい、表面の荒い材料に使用します。
粗削りに使用します。また、塗装をはがす作業にも使用されます。

80番です。
やすりとなる粒子が大きくて、ごつごつした感じです。
いかにも粗削り用という印象です。

100番です。
こちらもけっこう、ごつごつ感があります。とがった粒子もあり、
粗く削っていくのでしょうね。

120番から240番の中目サンドペーパーの観察

120番から240番は、中目(ちゅうめ)といい、木工などでは、仕上げに最も多く使用されます。
当然、120番よりも240番のほうが、表面が滑らかに仕上がります。
塗装では塗装前の下地仕上げとして使用されます。

120番です。
ごつごつ感はあるものの、粒子が少し小さく、丸みを帯びた印象です。

180番です。
だいぶ粒子が小さくなって仕上げ用という雰囲気になってきました。

240番です。
仕上げに多く使用されるだけあって、かなり平坦な印象になってきました。

こうして番手を順に見ていくと、仕上げに向けて粒子が細かくなり、丸みを帯びてきているのが、よくわかります。

280番~400番未満は、細目(さいめ)といって、塗装において、塗装前の下地を整える時に使用されます。木工においては最終仕上げ用としては、ここまでで十分です。

ここまでくると、もう少し、この先を見たくなってきますよね。

400番から800番の極細目サンドペーパーの観察

400番~800番は、極細目(ごくさいめ)と呼ばれ、塗装において、重ね塗りをする前の
下地を整える時に使用されます。

400番です。
粒子が平坦で、まばらです。ゴマ塩状態です。

600番です。
皮の表面のような印象です。削るというよりも磨くという用途を感じさせます。

1000番の超極細目サンドペーパーの観察

1000番以上は超極細目(ちょうごくさいめ)といって、金属をピカピカに仕上げるときに使用されるので、磨き用になります。

1000番です。
平らな紙のような印象です。
金属に傷をつけずに、磨くという用途が理解できます。

実際にサンドペーパーを使ってスノコを削ってみる

さて、せっかくなので、我が家に小さなスノコがあったので、観察してみました。
スノコの裏側なので、表面はガサガサ。端はささくれ立っています。

  • 80番で軽く粗削りし、240番で、こすってみました。

    なんと、木のスベスベ肌が現れました。
    端のささくれは取れて、丸くRがついたようです。

    サンドペーパーは、番手をうまく使い分けることにより、素材の質感を高めることが
    できるようです。もちろん、塗装においても下地の整え方によって、だいぶ質感が変わるのではないかと思いました。

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